こんにちは、三谷直子です。
さて、この3ケ月、
いろんなことを新しく始めたり、
変化したりしています。
そのひとつが…
「意識して、美しいものを見る」。
なるべく、
美しいもの、楽しいこと、
穏やかなもの、上向きのもの、…を
意識してみるように心がけています。
目に美しいものは、
脳と心を癒してくれます。
心を健康に保つためにも、
目から入ってくる情報って、とっても大切です。
◆
なぜ、目から入ってくる情報が大切か?
…という話を、今日はすこしさせていただきますね。
散らかった部屋にいると、
・気持ちが落ち着かない
・集中力が長続きしない
・イライラする
片づいて整った部屋にいると、
・落ち着く
・集中できる
・リラックスできる
こんな経験あると思います。
実はこれ、
「目から入ってくる情報」と
「脳」がすごくかかわっています。
私たちは、
この世界を五感を通して認識しています。
つまり…
私たちは、
自分がいる環境や周りのことを、
目で見る…視覚
耳で聞く…聴覚
鼻でにおう…嗅覚
口で味わう…味覚
肌で触れる…触覚
…という、5つの感覚(五感)で、
「こういうものだ」と
認識しているのです。
さて、五感のうち、
もっとも情報量が多いのは、
どれでしょう?
…
…
そう、
…
…
目で見る、視覚の情報ですね!
情報伝達の法則では、
55%が視覚の情報と言われています。
色を見る、形を見る、
だけにとどまらず、
物体の動きや、
人の表情の変化や、
空間、距離を把握するのも、
視覚です。
目から入ってくる情報量って、
膨大なのです。
そして、
この目から入ってくる膨大な情報は、
脳に送られて、
情報処理がなされて、
私たちは、
世界を「認識」をしているのです。
そこで改めて、
散らかっている部屋を考えると、
多くの場合、こんな状態です。
・いろんなものがゴチャゴチャしていて
・なにがどこにあるかわからない
目から入ってくる情報としては、
・多くの色があふれている
・表面が凸凹している
・様々な文字があちこちにある
これを脳は、ハイスピードで処理しています。
もし…
「慣れているから、気にならない」のは、
脳が気にならないように、
処理をしてくれているから。
・気持ちが落ち着かない
・集中力が長続きしない
・イライラする
こんな状態になるのは、
脳が、
情報処理にエネルギーを使ってしまって、
忙しい状態になっているからなんですね。
部屋が整っていると、
余計な情報処理をしなくて済むので、
目の前のことにエネルギーを注げる=集中できるのです。
◆
私たちの脳も本能も、
生き残るために、
危険や不安や恐怖に敏感です。
今なら、
ニュースのテロップや、
ネットニュースの見出しなどですね。
そういった情報は、
意識しなくても入ってきてしまうんです。
気をつけてないと、
そちらに流されて、
えたいの知れない不安な気持ちが、
膨らんでしまいがち。
だからこそ、
美しいものを意識して見ることで、
気持ちをやわらげることもできます。
美しい、と感じるものは、
人それぞれで違ってくるとは思いますが、
「心地よいな」
と、感じるものを選んでながめることがオススメですね。
どんな気持ちでいても、
1日、1日は過ぎていきます。
同じ1日なら、
心地よい時間を過ごしましょう!
(初出:2020年5月19日メルマガ/再編集:2020年6月12日)