部屋は心を映す鏡。

日々の暮らしこそが、人生をつくります。

 

「片づけられない女」だった私だからこそ、「できない心のクセ」に片づけでアプローチすることに決めました。

「こんな自分になりたい!」と未来がイメージできた時、瞳がパッと輝くのです。



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【031】集中力を左右する「見える情報」。片づいた部屋はなぜ、集中できるのか?

こんにちは、三谷直子です。

 

さて、この3ケ月、

いろんなことを新しく始めたり、

変化したりしています。

 

そのひとつが…

「意識して、美しいものを見る」。

 

なるべく、

美しいもの、楽しいこと、

穏やかなもの、上向きのもの、…を

意識してみるように心がけています。

 

目に美しいものは、

脳と心を癒してくれます。

 

心を健康に保つためにも、

目から入ってくる情報って、とっても大切です。

 

 

なぜ、目から入ってくる情報が大切か?

…という話を、今日はすこしさせていただきますね。



散らかった部屋にいると、

 ・気持ちが落ち着かない

 ・集中力が長続きしない

 ・イライラする

 

片づいて整った部屋にいると、

 ・落ち着く

 ・集中できる

 ・リラックスできる

 

こんな経験あると思います。

 

実はこれ、

「目から入ってくる情報」と

「脳」がすごくかかわっています。

 

私たちは、

この世界を五感を通して認識しています。

 

つまり…

 

私たちは、

自分がいる環境や周りのことを、

 

 目で見る…視覚

 耳で聞く…聴覚

 鼻でにおう…嗅覚

 口で味わう…味覚

 肌で触れる…触覚

 

…という、5つの感覚(五感)で、

「こういうものだ」と

認識しているのです。

 

さて、五感のうち、

もっとも情報量が多いのは、

どれでしょう?



そう、

 

目で見る、視覚の情報ですね!

 

情報伝達の法則では、

55%が視覚の情報と言われています。




色を見る、形を見る、

だけにとどまらず、

 

物体の動きや、

人の表情の変化や、

空間、距離を把握するのも、

視覚です。



目から入ってくる情報量って、

膨大なのです。



そして、

この目から入ってくる膨大な情報は、

脳に送られて、

情報処理がなされて、

私たちは、

世界を「認識」をしているのです。



そこで改めて、

散らかっている部屋を考えると、

多くの場合、こんな状態です。

 

・いろんなものがゴチャゴチャしていて

・なにがどこにあるかわからない

 

目から入ってくる情報としては、

・多くの色があふれている

・表面が凸凹している

・様々な文字があちこちにある

 

これを脳は、ハイスピードで処理しています。

 

もし…

「慣れているから、気にならない」のは、

脳が気にならないように、

処理をしてくれているから。



・気持ちが落ち着かない

・集中力が長続きしない

・イライラする

こんな状態になるのは、

 

脳が、

情報処理にエネルギーを使ってしまって、

忙しい状態になっているからなんですね。



部屋が整っていると、

余計な情報処理をしなくて済むので、

目の前のことにエネルギーを注げる=集中できるのです。

 

 

私たちの脳も本能も、

生き残るために、

危険や不安や恐怖に敏感です。

 

今なら、

ニュースのテロップや、

ネットニュースの見出しなどですね。

 

そういった情報は、

意識しなくても入ってきてしまうんです。

 

気をつけてないと、

そちらに流されて、

えたいの知れない不安な気持ちが、

膨らんでしまいがち。



だからこそ、

美しいものを意識して見ることで、

気持ちをやわらげることもできます。

 

美しい、と感じるものは、

人それぞれで違ってくるとは思いますが、

 

「心地よいな」

と、感じるものを選んでながめることがオススメですね。

 

どんな気持ちでいても、

1日、1日は過ぎていきます。

 

同じ1日なら、

心地よい時間を過ごしましょう!

 

 

(初出:2020年5月19日メルマガ/再編集:2020年6月12日)